20代くらいで見ていたドラマを40代(それも後半)で見返したら、どんな風に思うのか、面白いので色々ドラマを見て感想を好き勝手に述べていこうと思います。
今回一気見したのは、明石家さんま・木村拓哉・深津絵里の豪華キャスト出演の
「空から降る一億の星」
(タイトル長めよね)
ドラマ放映されていたのは、2002年4月〜6月
「なんとなくストーリーは覚えているし、最後どうなるかも分かるんだけど詳細はもうわからんちん」って感じです。
でも面白かったのは覚えていて、いつか見返したいなぁと思っていました。
キムタクのクズ男っぷりがいい
あ、キムラクがってゆーよりキムタクの役が、ですが。
序盤は、もうクズもクズ、しょーもない人間です。
こんな設定だったっけ?と記憶も曖昧。
悪びれることもなく女を弄び、人の死をどーとも思っていない、むしろゲームとして楽しんでいる人としてサイテーな男です。
まー、結局どうしてそんな人間になったかというと、幼い頃の環境がそうなっているのですけど。
人が困っている時に浮かべる不適な微笑みや鋭い目つきが、憎いんだけどでも影があって色気があってかっこいいんですよねー。
くそっ。
影のあるいわゆる「悪役」っぽい設定って、キムタクのドラマの役設定としては珍しいような?
なんとなく彼が演じる役って「ザ・正義感!」って感じがしませんか?
HEROのイメージが強いのかなぁ。
深津絵里はかわいいが
深津絵里といえば、「踊る大捜査線」のすみれさん役。
同じ時期のドラマかなーと思ったんですが、「踊る」はなんと2000年前のドラマ!
ひーっ。そんな前だっけ?
深津絵里かわいい。大好き。
なんだけど、このドラマの役はちょっとキャラが私的には「うーん」って感じでした。
なんだろ、たぶんしゃべり方?
でもくるくる変わる表情は相変わらず可愛かったし、胸が大きくて細くてスタイルいいなーと男目線。
役者としての明石家さんま
さんまさんの演技、私は大好きです。
このドラマの役は、本当に優しくて暖かくて面白くて、あの頃
「こんなお兄さんか、彼氏か、旦那さんが欲しいなぁ」
と思っていたものでした。
今見てもやっぱりそれは変わらず。
てか、この頃のさんまさんって私より年下(笑)
マジか!
このドラマの刑事役カッコよかった!
渋くていいわ〜。
明石家さんまとキムタクの駆け引きのようなやりとりもいい!
今の私ならキムタクより明石家さんまを選ぶわ。
てか、さんまさん演技うますぎる!
自然でシリアスなシーンもセリフがぐっと沁みる。
韓国でのリメイク
このドラマを検索すると、ほぼ90%くらいの確率で、韓国版が出てくるんですよね。
韓国でリメイクされてるとは知りませんでした!
確かにストーリー的に、運命に翻弄される可哀想な男女、って韓国ドラマでウケが良さそうだもんな。
韓国版も今度見てみよう。
そして以下ネタバレです
救いようのないエンディング
全体的に暗いストーリーだし、どんどんバッドエンドに向かって突き進んでいく感じ。
大好きな人が兄妹だったって、どんな気持ちなんだろう。
絶望なんだろうか。
「妹かよ」
とつぶやくキムタクの表情が切ない。
まぁ私くらいの歳だったら「じゃぁ死ぬまで一緒にいましょうかね」って感じで終わりそうですが(笑)
銃で打たれる直前のキムタクの、微笑みながら泣くシーンがすごくて、そこには暖かい愛情と寂しさと苦しさが混ざっていて、もう号泣。
夜中1人で・・・。
キムタクって演技が下手だという声をたまに聞きますが、少なくともこの頃は下手ではないと思うぞ!
当時は確か、キムタクと深津絵里の不運に涙しましたが、今回は年齢的にも明石家さんま目線。
小さい頃から育てた子供のような存在の子が、目の前で自死するって辛すぎるだろー。
そして自分の判断ミスで2人の幼い兄妹から親を奪ってしまって、きっとずっとお兄さんの方を気にかけていたに違いない。
「よう、生きとったな」
その言葉に詰まってる。
まとめ
「ラブサスペンスドラマ」ではあるけど、サスペンスドラマというより、ラブストーリー寄りなのかなぁと思った。
昔はオリジナルドラマが多くて、視聴者は誰も結末を知らないので、学校や職場で
「最後はどうなるのか」
という考察をするのが楽しかったなぁ。
(今は少なくなりましたよね、オリジナルドラマ)
ボートの上で息絶えた2人を見ながら、もし兄が子供の頃、病院から抜け出さずに妹と一緒にに明石家さんまに引き取られて3人で暮らしていたら、こんな悲しい結末にはならなかったんだろうな。
とちょっと切ない気持ちになりました。
にしても、時代が時代だけに、今見るといろんなところでタバコ吸い過ぎ!